「DIE WITH ZERO」を読んでみた

ゼロで死ぬ、お金はゼロで死のうという意味です。
貯めたお金は人生で使いきるために書かれた本です

経験に金を使う。

”人生でしなければならない一番大切な仕事は思い出つくり”
著者は思い出に価値を置き、思い出を作ろうと言っています。

私たちは喜びを先送りしすぎている。というのが著者に主張です。

お金があればよい経験に使うことが出来る。
旅行、イベント、学習、何かを行うにはお金もかかる。
お金を稼ぐより、大切な人と一緒にする経験は大切なものになる。

この事はわかりやすいです、20代や30代は楽しい思い出が出来ます。
例えば海外旅行、トラブルさえも良い思い出になるでしょう。
年を重ねて50代や60代も同じように楽しめるのでしょうか?

加齢によって楽しむ力も減っていきます。
物事を楽しむ時期は間違いなくあるので、
後悔しないようにやりたいことをやりましょう。

意識的にお金を使いましょう

資産を”減らす”タイミングを見極めようと主張しています。
資産のピークを作り、資産を取り崩していくべきだと。
最適な資産のピークは45~60歳であると。

老後にどのくらいの資産を用意すればいいか?
そして死ぬまでに必要な金の計算式を書いています。
(1年間の生活費)*(人生の残り時間)*0.7

お金を減らすという意識がない場合は、無限に貯めこむ気がします。
私も資産が減っていくのは愉快な経験ではなく、
減らすよりも増やすことが好きです。

ただ人生の終わりは考える必要がある。
一年一年、計画を立てて生きていくつもり。

ゼロでは死ねない。

アメリカ人の純資産ですが、年をとるごとに上昇し、
20~75歳まで上がり続けています。
55歳で18万$、65歳で22万$、75歳で26万$。

死ぬまでお金をため続けるつもりなのでしょうか?
日本でも状況は変わらないのではと考えます。

自分が死ぬ時にお金がゼロで死ぬ。
コスパ最高と言いたいですが、理想通りに死ぬわけがない。

人はいつ死ぬかわからないから、お金を使うことに臆病になる。
当たり前ですよね。年を取ったら稼ぐ手段がないかもしれません。
お金ゼロになるのはゲームで言うヒットポイントがなくなるに等しい。

お金は使いましょうというのは賛成ですがゼロは無理です。
資産が減りすぎると心配で今を楽しむことも難しくなるでしょう。

心配がない程度に資産を残すようにして、お金を使う意識をしようと思う。

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