頭がいいって? それは勘違いだ

仕事

たまに言われる『頭いいよね』とか『頭いいでしょ』とか。
この言葉を聞くたびにこう思う、皆さん何か勘違いしている。

なぜか言われることがある。

仕事している時、プライベートの時、たまに言われる言葉『頭いいよね』。
最近聞いて思った、違うでしょ。

違う違うそうじゃそうじゃない、君の勘違い~♪
何かの替え歌が頭の中でリフレインする。

確かに人より理解力がある気がする、そう言われることも偶にある。
でも、きっとそうじゃない。
その分野の経験や、今まで積み重ねた知識に類似した物があっただけ。

仕事をしていると本物の才能を持っていて、長期間研鑽を重ねた人がゴロゴロしている。
多少の出来事では折れず、粘り強く交渉を続け、部下のやる気を引き出す、そんな人々だ。

経験の積み重ねの結果である

同じ業界で30年近く働いているので、経験も30年分ある。
入社した時にこの本を読んでおけと一冊の本を渡され、3日後にはプログラム作成。
何か実践だけで育てられた。

分からないことがあったら休日に大型書店に行き、何冊か本を購入して学ぶ。
ネットは今ほど便利ではなかったので足で調べるしかなかった。
そんな感じで基礎を身に着け、その後は経験を積み重ねた。
些細な事にもこだわり、今日より明日はいい物を作成しようと心掛けた。

何を言いたいかというと、仕事の経験を積み重ねた結果、理解が早いのだろう。
日常生活は30年以上、興味を持った本を読み、日常生活に起こった出来事で内容を理解した。
頭の良さで世の中を渡ってきたわけではない、努力の量で補ってきただけだ。

頭は普通であり、普通の高校に行き、普通の大学に行った。
ワンランク上の高校や大学にも受かったでしょう?と言われたが無理はしなかった。

これからも少しづつ成長する

世の中の進歩は早く、技術の分野は毎年新商品が出て、新しい仕様も出てくる。
技術職である以上、停滞は失職を意味し、現状維持にも成長し続ける必要がある。

新しい物事は面白く、興味がなくなった時は仕事は出来ないだろうなと感じる。
面白さがあるから30年以上仕事を継続できた。

これでいいと思ったことは一度もなく、もっと何か出来たのではないかと仕事の終わりにいつも思う。
今はやりすぎるのは良くない立場なので、過不足なくやり遂げるのが重要だ。

60歳の年齢に少しずつ近づいてきたので、この仕事も潮時が近いかな。
来年は自営業をして5年目、来年までは続ける。
ただ、その後はどうするか決めていない。
やる事はただ一つ、目指す方向を決め、出来ることを一つずつ積み重ねるだけだ。

本当は『頭がいいよね』と言われるより、『いい性格してますね』と言われたい。
それが私にとっての誉め言葉だ、誉め言葉・・・ですよね?

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