詐欺の繰り返される手法 ”ポンジ・スキーム”に注意しよう

仕事

何の努力もなしに儲かる話はありません。
儲かるのではあなたではなく、話を持ってきた業者さんでしょう。

ポンジ・スキームとは

1919年に40%の利回りが得られると宣伝して数百万ドルの大金を集めた。
実際には運用せずに集めた資金を配当金に当てて、最終的には破綻。
後で詐欺あることが判明して刑務所送りになった。

現在まで語り継がれているのは、手を変え品を変え今も行われているから。
義務教育で教えてもよいのではないかと思うほど、繰り返されている。

    国内の有名な事件2選

  • エル・アンド・ジーの円天。
    10万円預かると1年ごとに同額の円天を受け取れると宣伝し、永遠に減らないお金と言っていた。
    実態は対応店舗が少なく、ほぼ機能しなかった。
    今の時代であれば、流行の疑似通貨としてもっと多額のお金を集めたかもしれない。
    最終的には破綻し被害者数は3万人以上、被害総額は800億円を超えた。
    知らなくてよかったよ。面白そうだと思って私は入りそう・・・。
  • 安愚楽牧場
    和牛預託商法と言われ、毎年生まれる子牛を売却し高い利回りを配当するという名目でお金を集めた。
    しかし実態は子牛を毎年出産するのは高い技術が必要で、安愚楽牧場の子牛は質が悪いと安値で買われた。
    最終的には破綻し被害者数は7万人以上、被害総額は4000億円を超えた。

意外と見破るのは難しい

実際に運用しているかどうか見破るのは難しい。
安愚楽牧場は実際に牧場を経営していました。

この車は、この金の延べ棒は、etc・・・。
この説明されたら実際にも自分の物かは証明できません。

しかし、集めたお金を配当として配るのは誰でも出来ます・。
実際に始めた頃は、高配当を配ります。
(小銭を先に稼がせるのは詐欺の常套手段。)
恐ろしいのは、規模が大きいほど破綻が遅くなります。

お友達や親類を勧誘したら、キャッシュバックも行います。
後は有名人を起用したコンサートや宣伝も行います。
お友達や親類との仲を壊すには、最適な手段ですね。

高利回りの商品には裏があると考えよう。

この話の恐ろしいところは、初期は実際に儲かるのです。
友人が実際に儲けていたら、信じる気になるのでしょうか。

実際に配当が入ったら? その後に資金を多く預けるのが黄金のパターン。
うまく行っている時はバラ色の未来を夢見ます。

実際に私も・・・認めたくないものですね、自分自身の若さ故の頃の過ちというものを。
間違いの中に多くの学びがあると信じましょう。

他人があなたに儲け話を持ってくることはありません。
儲けるのはあなたではなく、販売する業者です。
今の私は大丈夫ですが、老人になった時は大丈夫か自信はないです。

特に今後の時代は健康関連の高利回り商品が多くなっても不思議ではないです。
(健康関連はすぐに効果が実証できないため)
おいしい話を他人が持ってくることはありません。
年5%以上の儲け話は注意しましょう。

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