投資信託クリニック代表のカン・チェンドさんが書かれた資産の取り崩し方についての本。
資産運用だけではなく人生の終わり方についても考えるきっかけににおすすめ。
人生と資産運用の下り坂について考える。
資本主義社会に生きている以上、資産を増やし続けることは出来る。
しかし、取り崩すとなると難しい。
人生の終わりが資産が一番多いという話はよく聞きます。
この本では1と2の中間の方法を伝えています。
1,投資を早くフィニッシュさせたい人
2,投資のスピードが落とせない人
投資をフィニッシュすればそれ以上資産は増えない、
投資のスピードが落とせなければお金を使わない。
程よいバランスの取り方を伝えています。
資産の取り崩し方
本を要約した3点のポイントとその感想。
- リタイア前のラスト5年を準備期間に
60歳でリタイアなら55~60歳、70歳でリタイアなら65歳~70歳。
リタイア前の5年間をかけて安全資産を増やし、リスク資産を減らす。→考え方はわかりますが、リスク資産の比率は変える予定はありません。
生活防衛資金3年分を現金資産として保有して、残りはリスク資産で運用します。
暴落が起きても稼げばいいというお気楽な考え方です。
キムさんは高配当株に否定的ですが、私は高配当株も利用します。 - 全世界株式インデックスファンドに1本化する。
資産管理がシンプルになる、リ・バランスが不要になる。→もし投資信託を1つだけ決めることになれば、eMAXIS Slimオールカントリーを選ぶ。
だが、頭がはっきりしている間は他も運用します。
怪しくなってきた時は1本化するでしょう。 - トータル資産からの定率取り崩し
全資産の数%を年に一回、安全資産とリスク資産の比率を保つように取り崩す。
資産が増えた年は引き出し額が増え、資産が減った年は引き出し額が減る。→年々引き出し額は減っていくが、資産は緩やかに減少する。
資産が目減りする速度が遅いので、心は安定しやすいと思う。
人生には引き算が大切
後でもっと様々な事を経験しておくべきだったと聞くことがあります。
本でもふれていますが数千万資産が残っているということは、
そのお金で経験出来たことを実行しなかったという一面がある。
Die With Zeroでも紹介された思い出の配当で、お金を使って経験に変えて行こうという事と同じ。
墓場までお金を持っていくことは出来ないので、お金を使うバランスも大切。
資本主義の世の中に生きていると、お金も物も増やそうという考えになる。
しかし、増やし方以上に減らし方も重要ですね。
人生の目標はお金を増やすことではない、お金を使って豊かな生活を過ごすこと。
豊かな生活とは何なのか、定期的に考えたほうが良さそうだ。
コメント