「1日3時間しか働かない国」を読みました。

1日3時間しか働かない国

舞台はアジアにあるギルギシアという架空の国。
どんな職場でも1日3時間以上働く人はいない素晴らしいところです。

もしキルギシアという国があって、私を受け入れてくれるのであれば、
来週には移動するでしょう。

本屋に行った時に、タイトルのみで購入しました。
2008年に出版された本で、数年に一回は読み直しています。
この本はずっと手元に置いておくつもりです。

1日八時間労働の害

1日八時間労働のメカニズムは、社会的な緊張や神経症や鬱や体の不調を生み出している。何より、誰もがはっきりとかんじているんだよ、大事な自分の時間をみすみすどぶに捨ててるってことをね。

1日八時間働くと、残りに使える時間は僅かです。
仕事8時間 + 休憩1時間 + 通勤往復2時間 + 睡眠7時間 = 合計18時間。
残りは6時間。残業を2~3時間すれば、何かをする気はなくなるでしょう。

私が社会人となって30年くらいは経過していますが、
テクノロジーは比較にならないくらい進歩して、生産性も向上しています。
なぜ労働時間は短くならないか? 答えは簡単。
そのような労働契約をしているから、不満であればもっと短い契約をすればよいですが、
正社員では難しいです。

もし会社が許可したとしても、競合他社が8時間以上のフルタイムで働いたとすれば、
競争に負ける確率は高いです。

人間の体をきちんと働かせるためには

人間の体をきちんと働かせるためにすること
・ちゃんと眠るようにする
・ちゃんと食べるようにする
・ちゃんと働くようにする
・ちゃんと学ぶようにする
・ちゃんと与えるようにする
・ちゃんと創るようにする
・ちゃんと愛すること、ちゃんと愛し合うこと

人として豊かな生活をすることを目標とし、生活も保障されている。
働くことだけではなく、学ぶことや、創ることも推奨しています。

遊んで暮らすことを理想の生活を思う人もいるかもしれませんが、
遊ぶことだけでは、楽しい生活を送れないです。
何かを学ぶ、何かを創ることは生活を豊かにします。

この本を読む前から思っていたのですが、今の時代は忙しすぎる。
懐古主義ではないですが、今より昔のほうが穏やかだったような気がします。
仕事の効率は上がりましたが、余裕はなくなりました。
働いて金銭的に豊かになるより、ゆとりと持った生活を求めたいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました