ちきりんさん四部作の最終巻『自分の意見で生きていこう』を読んだ

ちきりんさん四部作の最終巻。

1、自分のアタマで考えよう(論理思考)
2、マーケット感覚を身につけよう(マーケット感覚)
3、自分の時間を取り戻そう(生産性)
4、自分の意見で生きていこう

今回の本が四部作の中で一番好きです。

ちきりんさんは、ネット上の人格を長い時間かけて構築。
ネット上の人格についても述べられている。

自分の意見で生きていこうとは

目次のみ抜粋します。
1「意見」とはなにか、なぜ必要なのか
2「反応」だけではダメな理由
3 SNS時代に「自分」を創る
4 生きずらせから脱却しよう
5 リーダーシップの最初の一歩
6 オリジナルの人生へ
目次だけでも何を伝えたいか、わかるでしょう。

意見は自分の立場を明確にすることですが、
反応はその言葉に対してのリアクションをとること。

意見を述べるには、情報を調べ、考えて、立場を明確にすることが大切。
意見を述べるのは難しいが、反応は簡単でその場で返せる。
だからこそ、反応でかえす人が多いのでしょう。

SNSで自分を創る

最近は企業の採用においても、SNSを重視する時代になる可能性がある。
SNSで発信した場合は、仕事の実績、考え方、価値観についてわかる。
短期的には誤魔化しが可能ですが、長期的には内面がわかるでしょう。

本の中でSNS内容のAI判定も書かれていますが、
AI判定対策用のセミナーや指導プログラムが将来は売れそう。
本来の自分で選考に受からない場合は、大学4年かけてSNSを作れますよね。
本人にとって幸せかどうかは、述べません。

今後はネット上の人格が重要になる。
だからこそ、ネット上の発言については注意が必要。
ネット上で暴言を書く人は論外ですが、日常生活と同じ態度で発言しよう。

意見を持つために

ちきりんさんは答えのない問いを考える事が好きな人です。
だが、多くの人は答えのない問いは考えることは好きでない。

問題に正解があると思っている人は多いでしょう。
学校教育は正解がある問題の解き方を教えていて、
答えのない問いについては教えていなかった。

この答えが正しいのか、後押しが欲しい気持ちはわかる。
世の中には、人生でも一般的な正解らしき道はあった。
良い高校 → 大学 → 会社 → 結婚 → 子供 → 家を持つ → 定年退社 → 年金生活
人生ゲームみたいですが、今後はルールが変更になりそうです。

私は一般的なレール上の人生から脱却(コースアウト?)しました。
このままの生活でいいのかと考えて、最後は会社を退職。
何年も繰り返し考えたので、全く後悔はしていません。

追い込まれたら、誰でも自分の意見を持つでしょうが、
追い込まれる前に考える練習をしたほうが良さそうです。

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