最近は新しいYoutubeチャンネルを視聴しています。
お気に入りは山岳遭難関連のチャンネルです。
生きて山から帰るには
最近登録したYoutubeチャンネルは下記の3つです。
・生きて山から帰るには
・だいまつのどこでも探検隊
・がまぐち夫婦の節約チャンネル
良く見ているのが”生きて山から帰るには”です。
山岳遭難解説を行っているもので、事実を淡々と説明し、対策まで解説されています。
動画の長さが丁度よく、テンポも好みで、様々な遭難事例を学ぶには良い教材と思います。
もともと、山岳遭難関連の動画には興味がありました。
書籍は昔から読んでいて、羽根田治さんの本や、ヤマケイ新書を読んでいました。
山に登る人は、どれか一冊読んでみる価値はあると思います。
遭難した時は、悲惨な運命が待っています。
運よく生き残った場合でも、大変な目に遭っています。
山は危険がいっぱい
九州在住で、低山しか登らないので、登頂が難しい山は登ったことがありません。
しかし、低山でも山は山で、危険は近くに存在します。
これまでも小さなミスは何度もありました。
- 夏の登山で水不足
8月の猛暑で登った時に、1Lの水しか持っていかなかった。
暑さで猛烈にのどが渇き、登りで飲み物を飲み切った。
水分補給なしで下山し、帰路はコンビニで水分補給した。 - 道迷い
登りはスムーズに登っても、下りで分岐を間違えたことがあります。
下り側の分岐は間違いやすく、登りの時とは見ている光景が違います。
その時以来、分岐カ所では下り側の景色も確認して登っている。冬に登山した時に、雪が降った直後で踏み後が見えなかった。
テープを目印に下山したが、途中で間違いに気付き、わかる道まで登り返した。
つらくても、わかる道まで登り返すことが一番確実だ。 - 浮石で足を捻る
下山の時のガレ場で、浮石に足を置き、足を捻ってしまう。
痛みがあったが、残り1kmの距離だったので、騙し騙し歩いた。
長い距離であったら、歩き通すのは難しかっただろう。 - 調査せずに登山
登山を始めた頃、友人と2人で登山して道に迷う。
2人とも簡易的な地図のみを持ち、コンパスも持っていない。
現在地はわからず、こちらのほうだろうと勘で動き、何倍もの時間がかかった。
お気楽な人が2人いても、良くない結果なる良い事例である。
準備不足、調査不足、足元不注意など間違いをフルコースで行っている。
無事だったのは運が良かっただけだ。
人手が入っていない山は、人の領域ではない。
余裕を持ったスケジュールと、必要な準備を行いましょう。
事故や遭難が起きたときは、いくつかのミスが複合して起きている。
事例をいくつか挙げてみよう。
- 余裕のないスケジュール
交通機関の遅延、山の悪天候、翌日には予定があり帰宅する必要がある、体調不良。
さまざまな要素で計画通りに行かないが、スケジュールに余裕はない。
その時に焦って行動すると、良い結果にはならない - 正常性バイアス
異常事態が発生しても、日常の範囲と認識してしまう心理状態のこと。
こっちの道で大丈夫、下っていけば麓につくはず、川沿いに行けば・・・やめてください。 - 確証バイアス
自分の先入観や思い込みを支持する情報ばかり集め、反証する情報を軽視すること。
途中で明らかにおかしいと感じていても、正しいと思い込み突き進む。 - 準備不足
日帰りだから、今日は晴れだから、冬用の装備はいらないだろう等々、明らかに準備が不足している。
雨具、エマージェンシーシート、地図アプリ、地図、登山用コンパス、モバイルバッテリー、ヘッドライト、非常食、笛は必ず持参しましょう。
事故や遭難が起こった場合は、誹謗中傷する人が現れます。
だが、ミスをしない人は存在しません。
事故や遭難の事例を見聞きした時は、教訓にして学ぶことが大切でしょう。
経験が長い人ほど、どんな事でも起こり得ることを理解しています。
体調不良、天候不順、時間の余裕のなさ、忘れ物、不測の事態による事故。
異常状態に陥ったときに、慌てずに落ち着いて行動できる人のほうが少ないです。
一旦は落ち着いて休憩して、その後で良く考えて行動しましょう。
山のYoutubeを見ていると、山に登りたくなりました。
今は暑いので登山は避けますが、秋になったら山に行きます。
素晴らしいが、恐ろしくもある、それが山。
地図アプリのインストール、事前調査、エスケープルートの確認などの事前の準備を行いましょう。
余裕を持ったスケジュールで登山を楽しみたいです。
午前中に山頂へ登頂、遅くても午後3時には下山する計画で登山を行います。
そして、気まぐれでルート変更をしないように注意します。
(昔一度行って、途中で道に迷った。)
おかしいなと思ったら、一度立ち止まって現在位置を確認しましょう。
作戦名はいつも『いのちだいじに』。
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