タイパにこだわると、時間を無駄に過ごす

日常

最近知人と話してタイパという言葉がでてきた。
タイパって何? どこかで聞いたような気がする。

タイパって何?

どこかで聞いた言葉、タイパとは

タイムパフォーマンス(英:Time Performance)は、かけた時間に対する効果、すなわち「時間対効果」のことである[1]。かけた費用に対する効果(費用対効果)を意味する「コストパフォーマンス」の「コスト」を「タイム」(時間)に置き換えた造語で、和製英語。
<参照元:Wikipedia>

実はwikiではなく、漫画の1日外出禄ハンチョウで知った。


そうコスパの時間バージョンと考えればいい。
Z世代の言葉らしいので使ったことはないですが、なぜ知人は使ったのか?若くないのに(笑)

カイジのスピンオフ関連ではハンチョウが一番好きです。
1話完結で日常系の話なので、どこからでも読める。
本編のカイジよりテンポよく進みます。
ちなみにカイジはハンチョウ、利根川、一条のアベンジャーズではなく、元の話ですよ。

効率を求めることは正しいのか

仕事に追われると、とにかく時間が足りません。
出勤日は1分1秒を効率良く使う事を考え、休みの日は無駄なく移動出来る動線とタイムスケジュールを考える。
休みの日は朝の5時にガソリンスタンドで洗車をしていた。
洗濯や掃除は朝の6時以降(それ以前は迷惑になると思った)に行っていた事を思い出す。

だが聞いてみると、そのような意味とは少しニュアンスが異なるようです。

  • スマホ、パソコンは同時に動作する。
  • 動画は倍速で視聴する。
    (ネットフリックスで速度変更機能とつけようとしたら、コンテンツ制作者から猛反対を受けた。
    音楽やストーリーの速度は意図をもって制作しているため。)
  • ひどい時にはファスト映画(映画を10分程度に要約、違法です。)
  • TikTok等のショート動画。
  • 本要約サイトと見て読書。
    (私もたまに本の要約系のYoutubeは見ます、気になった内容の本は購入してじっくりと読む。)

全てを効率良く処理することで、大切に時間を使うらしい。
余った時間でスマホを惰性で触っていたら、何をやっているのやらと思いますが。

若い人はそう考えても仕方ないですが、アラフィフの私はそうでない事を知っている。

今を生きましょう

何かをしながら何かを行うと、効率良く行っているようで何も残らないことがある。
・TVを見ながら食事をする。
・携帯を見ながら会話をする。
注意力が分散されるので、食事の味は記録に残らず、会話の内容もうる覚え。
効率良くやっているのように見えて、実は非効率。
映画も倍速で見ると情報として得ることは出来るが、感情を揺さぶられることはないでしょう。

今に集中することが大切

心が弱っている時に仏教関連の本を読み、瞑想を行いました。
そこで重視されていることは今、この時に集中すること。
食事をする時は食事に集中、掃除をする時は掃除に集中、今この時を生きることが大切と書かれている。
瞑想するとわかるが、心は一か所に留まらない。
何年も瞑想しているが、心が様々なことを考えて、集中できる時間はわずかです。

寄り道できる余裕が大切

最短距離で効率良く物事を成し遂げる、仕事では良い結果に見えるが実は落とし穴もある。
最適なルートしか通っていないので、少し状況が変化すると四苦八苦する。

新人の頃に、物覚えが悪く、要領も悪い人が悪戦苦闘して仕事をすることで、
後から急速に伸びる現象は良くあることです。
その時に経験した様々な失敗が、大きな財産になっていたことは良くあること。

成功も失敗も、どちらも楽しめる人は強いし伸びる。
大切なのは最短ルートを探して進むのではなく、寄り道できる余裕を持つこと。

簡単に手に入るということは、誰でも手に入れれること

現代社会は情報が溢れているので、最短時間で情報を得ることや、正しい答えを得ることは可能でしょう。
ただ逆に言うと、誰もが簡単に手に入ることは差別化が難しいということ。
広くて浅い知識を持っていたとしても、他の人も持っている。

効率にこだわるのではなく、無駄なことも含めて楽しむ余裕を持っていきましょう。
言うは易しの典型的な言葉ですが、目指す方法は正しいと思う。

なお、時間に関しては下記の2冊があすすめ。
・人生の短さについて セネカ
・限りある時間の使い方 オリバー・バークマン
時間とは何か、名著を読んで考えてみることは良い時間の使い方。

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