前から気になった本を古本屋で購入。
共感できる良い本です。
韓国の美大の最高峰ホンデ大に３浪して入学したが人生は変わらず。
４０歳を目前にノープランで会社を辞めたハ・ワンさんの本。
努力が報われるとは限らない。
必死に努力したからといって、必ずしも見返りがあるとは限らない。
必死にやらなかったからといって、見返りがないわけでもない。
努力は、必ず報われるわけではない。
浪人してまでトップクラスの美大を卒業した著者でも、人生はうまくいかない。
人生は公平なわけはなく、不公平です。
努力した人間が自分だけではないので、当然よい結果が出ないこともある。
一生懸命やった仕事に結果がでずに、適度にした仕事がよい評価を得ることもあった。
努力しないのは論外ですが、一生懸命が報われると考えるのはやめましょう。
「みなさ～ん、お金持ちになってくださ～い」をいうＣＭが
２０００年代初めに韓国で大反響を呼んだ。
著者もお金を求めたが、最終的にはお金持ちになるのは諦める。
お金持ちになるのと、豊かに生きるのは別の話。
お金を求めると本当に大切なものはわからなくなる。
わかっているのは、お金がないと自由もなくなります。
難しい問題ですね。
人生に正しい選択なんてない
人生のすべてをコントロールしようと考えてはいけない。
だって、そもそも不可能なのだから。
正しい人生はないですが、世間一般のサンプルはあります。
・良い高校、良い大学に進学
・大手の企業に就職
・良い伴侶を見つけて結婚、子供を授かる
・マイホームを持つ
・子供を成人するまで育てる
・会社は定年まで働く
これが一般的な人生という感じでしょうか。
リアル版の人生ゲームの成功例ですね。
昭和育ちの価値観で育った私は、途中までは正しい道も目指しました。
途中で違うことに気づいたので別の道を考えるようになった。
自分には自分の道があると気づいたのは大きかった。
理想と現実のギャップによって苦しみが生じるのですが、
人生をコントロールするのは不可能なので流れにまかせましょう。
あやうく一生懸命生きるところだった
「一生懸命頑張ります」
僕らはこの言葉をイヤというほど口にしながら生きている。
一生懸命やることになる自体まずいことですが、
現実は追い詰められることもある。
頑張る事は大切ですが、頑張らないことはもっと大切です！
私も頑張った結果、壊れる寸前の状態になりました。
トラブルは後から考えると、大した事はないことが多い。
トラブルが起こると焦りますが、トラブル続きだと慣れるものです。
著者も言っていますが「一生懸命」より「楽しく」生きましょう。
人生はなんとかなるし、時間もあっという間に過ぎていきます。
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