失敗しないことより、失敗から学ぶことが大切

仕事

このような記事がありました。
https://togetter.com/li/1946242
”絶対にバグを出したことがない” プログラムを作成したことがあるのか?

絶対に間違えない人などはいない。

プログラムを作成したことがある人はわかるでしょうが、
長く働いていると何らかのバグが発生します。

自分のレベルに比較して、簡単すぎる物ならば完全なものも出来るでしょうが、
時間、予算、人員、環境、納期 全ての要素が完全な状態になることはない。

仕事を受け取った時点で”うまくいく”or”苦戦する”の判定がつきますし、
必ず爆発する爆弾案件がくることもある。
仕事を持ってきた人に叩き返したくなったことはダース単位である。

このような状態の場合は期間内に動作させることが精一杯で、
その後のバグ対応に時間が取られるでしょう。

”絶対にバグを出したことがない”の何がいけないなのか?
発言した人は何が問題なのかわかっていない可能性が高く、高確率でお客様と揉めるでしょう。

昔、こんな発言をした人がいました。
『お客様が理解できないことがおかしいのです。』
この発言をした人は朝礼終了後に上司に別室に連行された、問題が多い人で最後は会社を辞めました。

失敗は最高の教材

部下を持つと失敗するかどうかは早めにわかります。
大きい失敗は取り除きますが、小さい失敗はあえて放置して様子を見ていた。

時間に余裕があることが前提ですが、失敗することで成長します。
だったら私がそばにいる間に失敗していい、そのほうがフォローも出来る。

部下を持つ場合の仕事の成功は、失敗なく業務が完了することではない。
多少失敗しても部下が成長するなら成功、成長しない場合が失敗です。

始めに部下を持った頃は失敗しないような段取りを行い仕事をふりましたが、
40代になると失敗も見込んで仕事をふってました。
部下が育たないと自分も楽できないし、組織としての成長もない。

失敗することが問題ではない、失敗から学ばないことが問題

私は失敗も成功も、どちらの場合も多く経験している。
成功より失敗から多く学び、その後の仕事の糧となっている。

全く失敗が許されないような厳しい仕事もあるでしょうが、
仕事をしていると大小にかかわらず失敗します。

世の中の技術の進化速度は速い。
時にはマニュアルに書いていない項目や、エラーコードなども存在していて、
メーカーに問い合わせ後にわかることがある。
その時は電話終了後に呪いの言葉を1分間言い続けている。

仕事にはやってみないとわからない事も多くあり、その場合は被害を最小限になるようにして行動します。
そのほうが結果として早く終わることが多い。

失敗はしないほうがいいですが仕事には失敗はあります。
致命的なミスは起こしてはいけませんが、間違いは起きることが大きな問題ではない。
その後の対応をどのように行うかが一番重要なこと。

失敗しないことがよいことではない、失敗してもその事から学び大きく成長すれば成功です。
特に技術職の場合は失敗を恐れていては何も出来ないでしょう。

コメント

  1. もどそ より:

    バグを出したことがないやつがこの中にいたんだな
    驚きだ

    • ベーク より:

      バグを出したことがないと発言する人は本当に驚きですよね。
      私がプロジェクトメンバーを選ぶ場合はその人は選ばない。
      ある程度は仕事が出来る人でも、チームとしてはマイナスの力になるでしょう。

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